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特定非営利活動(NPO)法人 土といのち」共同購入品採用基準

  「特定非営利活動(NPO)法人 土といのち」は、循環型農業・社会を構築し、地産地消をはかり、安全な食と生活を
  追求することを目的としています。
  共同購入事業においては、その目的のもとに、以下の共同購入品採用基準を設けます。
 

1.共同購入品採用の原則

   1)  基本的に @農薬、A化学肥料、B合成食品添加物、C合成洗剤、D放射性物質および放射性物質による処理、E遺伝子組み替え
   を使用しないものとする。ただし、@、Aについては、「土といのち」で使用基準を設け、やむを得ず、使用したものを取り扱う場合は、表示し、
   会員の選択にゆだねる。

2) できるだけ、国産品で、地場のものを優先する。ただし、国内生産されていないものや確保が困難なものは、輸入品も取り扱う。
3) 材料、原料、素材、産地、栽培方法、飼育方法を調べ、その情報を表示・公開する。
4) 包装材などは、環境に負荷をかけないものを優先し、それに替えていくよう業者にも要望していく。
5) 新しい共同購入品の採用は、運営委員会で検討した上で、決定する。

2.各共同購入品の採用基準

  1)農産物

以下の「土といのち」の『農産物基準』に沿って、できるだけAA・A・Bランクのものを採用するよう努力するが、Cランクのものもやむを得ない場合は
採用する。ただし、すべて下記の基準に照らし、表示する。

適用対象:未加工の野菜・果実および乾燥調整した穀類・豆類・茶等                                2010年3月より

ランク  内容 
 AA

 1.有機農産物JAS規格の認証を受けているもの
 2.特別栽培農産物(以下の規定にあてはまるもの)

    栽培期間中農薬不使用(土といのちでは、過去2年間不使用)
    栽培期間中化学肥料不使用(同じく過去2年間不使用)
    有機JASで認められた肥料および資材のみ使用

    1.特別栽培農産物(以下の規定にあてはまるもの)

      栽培期間中 節減対象農薬:高知県JA比9割減以上
      栽培期間中 化学肥料:高知県JA比9割減以上

  2.農薬・化学肥料不使用であるが未確立な栽培方法によるもの(栽培期間中)

   1.特別栽培農産物(以下の規定にあてはまるもの)

  栽培期間中 節減対象農薬:高知県JA比7割減以上9割減未満
    栽培期間中 化学肥料(窒素成分):高知県JA比7割減以上9割減未満

 C  特別栽培農産物(以下の規定にあてはまるもの)

    栽培期間中 節減対象農薬:該当地域比5割減以上
    栽培期間中 化学肥料(窒素成分):該当地域比5割減以上

   

  2)農産物加工品(第1次加工品)

  原料はできるかぎり有機(無農薬・無化学肥料)のものを探すよう努力するが、やむを得ない場合は、減農薬のものも可とする。また、その場合、
  減農薬であることをできるかぎり表示する。

  地場産、国内産を優先する。 

    3)卵・牛乳

   卵は平飼い、開放鶏舎。牛乳は山地酪農、ノンホモジナイズ。飼料は遺伝子組み替えなし、自家配合。抗生物質・ホルモン剤投与不可。

    4)肉および加工品

 抗生物質、ホルモン剤、遺伝子組み替え飼料、肉骨粉入り飼料を使用せず、やむを得ないものは表示する。飼育方法は平飼、開放舎のものを
 優先する。

 5)魚介類および加工品

 できるだけ地場のものを探す努力をする。日本近海のものを優先する。産地はできるかぎり表示する。

  6)基本調味料

 しょうゆ、みそ、酢、みりん等は天然醸造のもの。油は圧搾法によるもの。砂糖、塩は精製度の低いもの。原料、材料は国内産有機栽培のものを
 優先させる。なければ、国内産減農薬あるいは外国産でも有機栽培のものを優先させる。

  7)各種加工品

 着色料、化学調味料、保存料、着香料、漂白剤、発色剤、防かび剤、甘味料、乳化剤、酸化防止剤などの合成添加物を使用しない。ただし、
 比較的安全性の高いものは、使用を認めるが、その場合は表示する。
 蛋白加水分解物については、牛肉のBSE危険部位の使われていないものとする。

  8)菓子類

 手作りの菓子を優先させる。袋菓子は、合成添加物を使用していないもの。砂糖はできるだけ精製度の低いものを優先させ、種別を表示する。
 トランス型脂肪酸については、できるだけ摂取しない方が望ましい。今後できるだけ減らす努力をする。現時点では、表示するにとどめる。

  9)パン類

 天然酵母、国内産小麦、合成添加物不使用、手作り。一部アレルギー対応品として、卵不使用のものや小麦不使用のものも含む。

 10)衣類・タオル・寝具類

 原則として天然繊維。無蛍光、無漂白のもの。オーガニックのものを優先させるが、不可能な場合は、普通栽培素材も可。

 11)日用品・玩具

  合成洗剤は不可。
  化学的に合成された防かび剤、防虫剤、抗菌剤使用は不可。
  自然素材で品質が優良なもの。

 12)家庭用各種機器・大型製品

  環境に負荷をかけない生活を支援するもので、品質が特に良く、会員に推薦できるもの。

 13)健康食品・機能性食品

     伝統的に古くから使用されているもの。最近のもので効果が実証されていないものは取り扱わない。
     基本的に日々の食が大切との考えから、日常的に普通の食品から摂取できるものは取り扱わない。

14)書籍・カレンダー

  「土といのち」の基本的な考え方に沿ったもの。

 15)その他

  化粧品については、化学添加物のないものは、ほとんどないため(特にメークアップ製品)、
  できるだけ使用しない方が望ましいが、より化学物質の少なく、害の少ないものを採用する。
  ただし、採用しているからといって、使用を薦めているのではなく、常時化粧品を使用している人を対象に、
  市販品よりはましなものを提供しようとしていることを了承の上使用してほしい。

以上   

 「特定非営利活動(NPO)法人 土といのち」理事会       

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